カスタニャーダは、カタルーニャの人気のお祭りです。
秋の収穫祭のようなイメージがありますが、
もともとは11月1日の諸聖人の日に先祖の魂が帰ってくるのを寝ずに祈りながら待った。
その時に先祖を忍びながら、食卓に並んだ栗やさつまいも、かぼちゃを食べた。
というのが起源だったようです。
お祭りの名前になっている「栗castanya」は、鉄板やオーブンで焼いて焼き栗にします。この季節になると道に焼き栗の香ばしい香りが広がり、昔と変わらず紙にくるんたアツアツの栗を売っています。「パナジェッツ(panellets)」という松の実で飾られたアーモンドのお菓子もこの時期ならでは。日本のものより中身がオレンジ色に近いような「さつまいも(moniato)」も外せません。
そして、これらに合わせるのは、モスカテルやガルナッチャ・ブランカから作られたデザートワイン。ハチミツやドライフルーツを閉じ込めたような香りの甘口ワインを、焼き栗や焼き芋と一緒に楽しみます。
~今年は相性抜群の和栗の渋皮煮とあんがサクサクのパイの中に入ったSugar Chef Emikoさんの「マロンパイ」とガルナッチャ・デンポルダを合わせて~