明日はバレンタインです。バレンタインと言えばチョコレート。スペイン語ではチョコラテchocolateと言います。日本ではバレンタインに女性が男性にチョコレートをプレゼントするというのを、日本に来てから知ってとても驚きました!
この時期はたくさんの美味しそうなチョコレートが売られていますね。日本で買えるスペインのチョコレートと言えば、王室御用達カカオ サンパカCACAO SANPAKAや高級パティスリーのブボBUBÓ、両方ともバルセロナのチョコレート屋さんです。もう少し気軽に買えるのは、板チョコの種類がたくさんあるシモン・コールSímon Coleや、いちじくが丸ごと入ったラビトス・ロヤルrabitos royaleなどです。
ヨーロッパにチョコレートが初めて伝わったのはスペインと言われています。チョコレートの原料カカオは、4,000年以上も昔から中南米で生まれました。エルナン・コルテスが中南米を征服し、カカオの産地はスペインの植民地となりました。その時代に、貴重で特権階級しか楽しめなかったチョコレートが、庶民にも広まりました。正確なルートや年月はわかっていませんが、スペインと植民地の間をたくさんの人が往来し、庶民にまで浸透していたチョコレート飲料がスペイン本国にも伝わったようです。
バレンタインの贈り物には選ばれませんが、スペイン人はチョコレートが大好きです。スペイン人に親しまれているチョコレートメーカー バロールValorは、板チョコだけで37種類くらいあります。私が子供のころは、甘いミルクチョコレートが人気でしたが、最近は、カカオ70%位の苦めのチョコレートが人気です。
今年のバレンタインは日曜日。いちじくのチョコレートと甘いワインを楽しむ予定です。皆様も素敵なバレンタインをお過ごしください。